【ソラの友達の誕生日プレゼントに首輪とリードを作りました】
◆マッシュとウメの誕生日にハラコ素材の革でハーフチョークとリードをハンドメイドし、プレゼントしました。
・マッシュ(ジャックラッセルテリア)11月生まれ、とウメ(トイプードル)1月生まれ
にハラコ素材の革で、お揃いの首輪を手作りした様子です。
・犬の首輪内径の測り方は、あごの付け根と頭のテッペンにメジャーをあてて寸法を測ります。このとき、多少緩めにして測ったメジャーをそのまま首輪に見立てて、犬の口からはめて頭をとおり首まで装着のシュミレーションを行います。
首まで通すときは、比較的スムースに通りますが、抜くときはきつくなります。ここで緩くすると装着しても抜けることとなり、脱走の原因にもなりかねないので、キツキツにするのではなく、かと言って、緩すぎてもダメで丁度よい寸法を測ります。
・首に入ると緩くなり犬も楽な状態となります。
・実寸した長さの中に、ハーフチョークチェーンの長さ+首輪の長さ+チェーンを止める折返しの長さを設計します。
※因みにマッシュは
あご頭(全長):34cmなので、ハーフチョウークチェーンは:10cmを使用すると、革部分:24cmとなり、これに折り返し部分左右4cmをとり、設計図を作成します。
画像は表計算ソフトExcelにて設計した実物大を印刷したものです。
・方眼紙に移し取り、型紙として切り取ります。
・今回使用するのは三層とする革です。
表面となるハラコ素材の革と中間の芯的役目をする固めの革及び首に接着するため柔らかめの素材の革にて構成します。
・ハラコ素材の革の裏面へ型紙を合わせ、チャコペンや鉛筆などで型通りの印を書きます。
・印通りに切り取ります。
・次は、中の芯となる固めの革とハラコ素材の革をボンドで貼り付けます。
・ボンドはハラコ素材の革の裏側と中の固い革の表側にシッカリ塗ります。
※塗り終わったら、暫く放置し乾燥を待ちます(手にボンドがつかなくなるくらい)。
・双方が乾燥したら、中間の革からはみ出さないようにハラコ素材の革を貼り付けます。
※この時、シッカリと圧を掛けます。できれば、ゴムハンマーなどで叩きシッカリと接着さっせます。
・ハラコ素材の革に沿って中間の革を、カッターナイフなどでカットします。
・ハラコ素材の革と中間の固い革が貼りつきました。
・内側の柔らかい革と二層に張り付いた革を張り合わせます。
・二層に張り付いた革の裏側と内側の柔らかい革の裏側へボンドをシッカリと塗ります。
ボンドは二層になった革の裏側と内側の柔らかい革の裏側にシッカリ塗ります。
※塗り終わったら、暫く放置し乾燥を待ちます(手にボンドがつかなくなるくらい)。
・双方が乾燥したら、内側の柔らかい革からはみ出さないように二層になった革を貼り付けます。
※この時、シッカリと圧を掛けます。できれば、ゴムハンマーなどで叩きシッカリと接着さっせます。
・二層になった革に沿って内側の柔らかい素材の革を、カッターナイフなどでカットします。
二層の革と内側の柔らかい素材の革が貼りつき、三層の革が完成しました。
・ヘリをヤスリで擦り三層を一体化させます。
・ヤスリで毛羽立ったヘリをトコフィニッシュを塗ります。
・その後、ヘリ磨きで擦り仕上げます。
・三層の革の色がそれぞれ違うので、一体感を出すため黒い塗料をヘリに塗ります。
※ここでは、黒の塗料ですが表面や内側の革の色により塗料の色を選択します。
・ヘリがに一体感が出ました。
・ふちをレースでかがります(単純な巻きかがりです)。
・ネジ稔でふちに目打ちで穴を空ける印線をひきます。
・目打ち(3mm巾:レース巾に合わせて)でレースを通す穴を両サイドに開けます。
・3mm巾のレース針にレースを取り付け、目打ちで空けた穴に根本より巻かがりでかがって行きます。
・根本よりかがるときかがるレースの向きが片方が///の方向のときもう片方は\\\の方が見た目のバランスがとれるようです(お好みで)。
・かがりが完成した表面の画像です。
・かがりが完成した裏面の画像です。
・近くで見るとこんな感じです。
・全体的には、こんな感じとなりました。
・ハーフチョークチェーンを取り付けます。
※取り付けるときは、リードに繋げる輪の部分は必ず外側になるようにして両サイドを取り付けます。
・まだ確定せず、ここでは、仮止めとします。
・実際にマッシュに合わせ、抜き差しして寸法を確認します。
※抜くとき多少引っかかるくらいがベストです(この状態ではめるときはスムースです)。
・ウメにも確認しました。
※キツイ、ゆるいときは、折り返し部分4cmで調整します。
・寸法が確定したら、この道具を使いカシメで止めます。
・カシメの大きさに合ったハトメ抜きで三層の革の表面・裏面に穴を空けます(カシメを通す穴)。
※このとき、確定した寸法がズレないようにします。
・穴にカシメをセットし、カシメ打ちで徐々に叩き固定します。両サイドにチェーンを取り付ければハーフチョークの完成です。
・次はリードを作成します。
下は、マッシュのリードの工具と部品です。
首輪に付けるナスカンと回転カンをハトメ抜きであなを空け、そこにカシメで打ち付け取り付けます。
・手持部分を回転カンと小さなナスカン(取り外しできるようにする)それぞれをハトメ抜きで穴を空け穴にカシメを通し、カシメを打ち付け取り付けます。
※Dカンはハトメを取り付ける前に、折り返した革に通します。
・リードの完成です。
・ハーフチョークとリードのセット完成です。
・マッシュのハーフチョークとリードの完成です。
・ウメのハーフチョークとリードの完成です。
◆約200本くらい作った中の、ソラに作った首輪です。
※ソラが持っているのは少ないと嫁は嘆いています。
【ギャラリー】
・正装のとき着用(タキシード、帽子も着用します)します。
・ソラの似合う赤で作りました。
・咬まれても大丈夫ですが、抱っこするときなど飼い主が痛いです。
・青系の色で作りました。
・白で作りましたが、かなり使い込んでいるので何となくの白色です。
・8年くらい使っています。
最初のリードは無くしてしまい、二度目のリードです。
・首輪だけです。
・ソラが持っている唯一のハラコ素材の首輪です。
・空色のハーフチョーク(7年くらい前のものです)
・少し厚めでカラフルに作りました。
・雨やプール、海用です。
◆革製品は、使い込んでいくうちに柔らかくなり、シックリしてきます。
◆大型犬のハーフチョークはこちら