自宅のディスポーザーをDIYで交換しました。

【ディスポーザーの交換を画像で説明します】

◆今迄使っていたディスポーザー(NJD202L)が、昨年末、いよいよ動か
 なくなりシンクに流した水も流れが悪い状態となりました。説明書の通り
 対処を行っても全く動きません。ディスポーザーは専門の業者に依頼しな
 ければならない複雑な機械と思っていました。
 しかし、いろいろと調べた中に、アメリカでは誰でもディスポーザーくら
 いはDIYで交換しているとのことなので、自分はDIYが好きなので情報を
 集め自分で交換工事にトライしました。その結果は、たいした難しさは
 なく無事に交換が終わり、3週間経った現在でも何の問題もなく順調に動
 いています。
 そのときの交換工事の様子やヒントを掲載します。

・今迄使っていたディスポーザーは、TOTO全自動ディスポーザー「NJD202L」という機種でした。使い始めて9年間が経ち、この間、何回も動かなくなりその都度、供え付けの六角レンチで説明書の通り底に六角レンチを差込み回転させ緩くなったところで再稼働を繰り返して来ました。
しかし、昨年夏ころより六角レンチの回転も固くなり、年末頃には人力では動かなくなりました。後に分かったことですが、底を何回も廻していると、軸がブレて動かなくなるそうです。この製品は、TOTOさんは生産中止としておりメンテナンスもできないため買い替える手段しかないとのことでした。自分と同じような機種のディスポーザを自分で交換したという記事を見つけ、この記事をヒントに他からの情報も参考に「スキューズ F-13」という機種を選択しました。以前使用の「NJD202L」との違いは、「NJD202L」は、ディスポーザが粉砕稼働するときに粉砕槽内に自動的に水が流れる機能がありますが、「スキューズ F-13」はこれが無く、粉砕稼働のときには手動でキッチン水栓より水を流す必要があります。その他は若干粉砕槽に入る容量が少ないくらいで後は殆ど同じ機能です。嫁に確認するとそのくらいは問題ないとのことで注文しました。価格は自動給水型と同型は修理費込で13万~15万くらいに対し、「スキューズ F-13」は本体価格が6万9千円と安価でした。

注文したディスポーザー「スキューズ F-13」

・注文2日後に到着しました。梱包もシッカリしていました。

綺麗に梱包されていました。

しっかりしたダンポールに綺麗に梱包されてきました。

・梱包品です。青い円形部分が本体です。

本体は青い円の部品の下

真上からの画像のため本体は青い円の部品の下へかくれています。

【用意した工具】
◆軍手
・怪我防止用に着用。
◆大き目のビニール、バスタオル
・残水が漏れることを考えて、ポリ袋を切って広げその上に不要になったバスタオルなどを敷きました。
◆止水栓を廻す工具(ドライバータイプのとき必要、ハンドルタイプは不要)
・ドライバータイプだったので、備付けの止水栓工具か大き目のマイナスドライバ又は固い止水栓の凹みに入る鉄板、等のうち、備付けの止水栓工具を用意しました。
◆取り外し作業、4)のときに丸くなっている箇所に引っかけて引っ張る工具
・自分は、旧ディスポーザの動かなくなった時に使用する六角レンチと六角レンチだけでは短く力が入らないので六角レンチに入る鉄のパイプを使いました。
(結構固いので、工夫する必要がありました)
◆ゴムハンマー
・取り外し作業、4)のときや、取り外し作業、7)のとき固くて廻らない時に、叩くゴム製のハンマー。(どちらの作業にも使用しました)
◆スパナー(取付ける止水キャップを締められる大きいさのもの)
・旧ディスポーザーの自動給水用の配管を取り外した後、新ディスポーザーは手動水出しとなるのでこの配管は不要となるためここに止水キャップを締めるとき使用しました。
◆マイナスドライバー(5mm巾くらい)
・新ディスポーザーの金属バンドを締めるとき使用しました。
◆ノコギリ(ハサミや大型カッターでも可)
・排水管パイプをカットするとき、金ノコがありましたのでこれを使用しました。

※部品サイズに工具のサイズが合わないと、役にたちませんので確認しながら用意し、また
作業しながらも工具箱から用意しました。

旧ディスポーザー「NJD202L」を取り外します。

・取り外す前のシンクの上から見た粉砕槽です。

旧ディスポーザーの取付け画像

旧ディスポーザーの取付け画像です。

・シンク下のディスポーザー本体右側です。

右側からの画像です。

右側からの画像です。

・シンク下のディスポーザー本体左側です。

左側からの画像

左側からの画像です。

・シンク下のディスポーザー本体正面です。シンク下約半分を占めています。

正面からの画像

正面からの画像です。

1)最初に行う事は電源コンセントを抜きます。次に、工事中に水が流れでないようにキッチン水栓の水を止めます
※自宅のキッチン水栓は、通常の蛇口配管(左側)と自動給水の配管(右側)の二つの配管がありました。どちらも、止水栓の凹みに入る工具(備付けの工具か大き目のマイナスドライバ又は固くて凹みに入る鉄板、等)で、時計回りに最後まで廻します(キッチンの水が止まったことを確認します)

二か所の給水を止めます。

二か所の給水を止めます。

・下の画像は、止水栓キャップです。

止水栓キャップ

止水栓キャップです。

2)二つの配管のうち、右側の自動給水用の配管をスパナを使って外します。その後、外した箇所へ上の画像の止水キャップを取り付けます。

自動給水の配管を外し、その口を止水栓キャップで止めます

自動給水の配管を外し、その口を止水栓キャップで止めます。

3)排水用のアダプタをディスポーザー本体より逆時計廻しで取り外します。
通常は、工具など使わず滑べり止めの手袋を付けて人力で廻るのですが、自宅のは何故か固く工具が必要でした、アダプタに合う大型スパナがなかったので、挟んで廻す工具を代用しまし何とかとりはずすことができたのできました。このため、無理があり画像の通りアダプタが傷だらけです。でもこの部品は不要破棄のため傷ついても問題ありません。

逆時計廻しで取り外します(

排水アダプタを逆時計廻しで取り外します(通常人力で廻ります)。

4)ディスポーザー本体を取り外します。
・結構力が必要です。怪我をしないように手前(時計廻し)に引っ張って下さい。
 因みに自分は下の画像の工具を作りこれを引っかけ手前に引き緩めました。
また、緩めると重い本体が落下しますので。ダンボールなどクッションになるものを下へ敷いておくことをお勧めします。
※固い場合は潤滑油などをスプレーすると外しやすくなります。あとは、叩くとかで緩めます

穴に差し込んで手前に引きまわします

穴に差し込んで手前に引きまわします。

◆六角レンチは、旧ディスポーザ備付けの動かなくなった時、底に差込み廻す工具です。
旧ディスポーザーは不要となるためこの六角レンチとステンレスのパイプがあったのでこれを差込みテコの要領で緩めました。

工夫した、緩めるための工具

工夫した、緩めるための工具です。

5)ディスポーザー本体が外れました。
本体が外れましたがシンクにはまだ接続部品がついています。

ディスポーザー本体が外れました

ディスポーザー本体が外れました。

6)本体を取り除いたあとには、下の画像の排水パイプが残っていると思いますので、これを外します。
特に、奥側の長いパイプ(蓋栓があるパイプ)は建物箇所に繋がっています。引っ張って抜きます。

残った排水パイプを抜き取り

残った排水パイプを抜き取ります。

7)ディスポーザー取付用フランジ(白い樹脂のリング)を外します。時計回し(黄色の矢印方向)に回すのですが、こちらもとても固くて手では回りません。自分は、ステンレスのパイプをあてがい、ゴムハンマーで叩き緩めました。

ゴムハンマーで叩きます

ゴムハンマーで叩きます。

8)フランジが取り外れました。

フランジは外れました。

フランジは外れました。

9)完全に旧ディスポーザ本体及び部品が全て外れました。
この後、排水溝を綺麗に掃除します。くれぐれも手を切らないように注意して下さい。

旧ディスポーザーが外れました

完全に旧ディスポーザーが外れました。

新ディスポーザー「スキューズ F-13」を取り付けます。

10)本体の上側のゴム部分の金ベルトを出します。

上の金ベルトを緩めます

本体です。

11)本体の金ベルトの上側を緩めておきます。
下側ベルトは、そのままですが緩いときは締めておきます。

上の金ベルトを緩めます

上の金ベルトを緩めます。

12)汚れ防止の青いビニールを剥がし、それぞれの部品を分けます。

青いビニールを剥がします

青いビニールを剥がします。

13)排水パイプを取り付けます。
このとき排水アダプタは、人力で締めます。工具を使用すると、力が入りすぎて破損の原因になります。人力で目一杯が丁度よい固さです。

排水アダプタを締めます

排水アダプタを締めます。

14)綺麗に掃除した排水溝に乗せるように蓋をします。

排水溝の上部分を載せます

排水溝の上部分を載せます。

15)裏から樹脂ネジを人力で締め付け固定します。
ここでも樹脂ネジは、人力で締めます。工具を使用すると、力が入りすぎて破損の原因になります。人力で目一杯が丁度よい固さです。

16)ディスポーザ本体を下から上へと持ち上げながら上側の金属ベルトをマイナスドライバーでシッカリと締めます。

本体をシッカリ取り付けます。

本体をシッカリ取り付けます。

16)排水管パイプを繋ぎます。ディスポーザー本体からU型の排水管パイプを取り付け、その後、長い排水管パイプは建物に固定されている排水溝に接続するため測り長い分をカットします(それほど固くないのでノコギリや大型のカッターナイフでも切れます(くれぐれも手をきらないように)。取り付けるときの排水アダプタは、人力で締めます。工具を使用すると、力が入りすぎて破損の原因になります。人力で目一杯が丁度よい固さです。

排水管パイプを繋ぎます。

排水管パイプを繋ぎます。

17)ディスポーザー本体と建物側固定の排水溝までの排水管パイプの接続が完了しました。

排水管パイプの接続完了です

排水管パイプの接続完了です。

18) 1)で二ヶ所、止水した栓を元に戻し、水が出るようにします。

二ヶ所の水を開栓します

二ヶ所の水を開栓します。

19)粉砕溝蓋の電源と本体の電源を接続し、アースをとって、電源をコンセントに差込み
取り付けの完成です。
開梱して、作業工程を確認しながら約2~3時間で終了できました。
シンク下は旧ディスポーザー1/2に対して、1/3となりスッキリ、収納にも余裕が出ました。

取り付け完了

取り付け完了。

20)シンク上部から見た新ディスポーザー取付完了後の画像です。

シンク上よりの画像

シンク上よりの画像

実際に稼働させてみて

・実際に稼働させて見ました。水を流しながら運転したところ粉砕状態直後に水が吹き出ました。運転をOFFにして水だけ流して様子を見たら、水が流れず流し台に上がってきています。
早速、「ディスポーザー専門店KGS」へ問合せました。その結果、旧のディスポーザーが正常稼働していない期間があったため建物側の排水溝に詰まりが生じている可能性があるとのことで、シンクの排水溝を満水の状態にしての流れ口に「パイプクリーナー(スッポン)」をセットして、スッポン、スポンと数回、これを何回か試してくださいとの回答をいただき、実行した結果流れがよくなりました。このスッポンは、マンションであれば管理人室に常備しているとのことでした。交換より3週間経った現在は、水も溜まることなく粉砕状態や音など何も問題ない状態です。

その他のこと

◆ディスポーザーは、シンクと一体と思い込んでの複雑さ、電源、排水といろいろな部分を理解していなければならず、専門家が行うものと思い込んでいましたが、実際に自分で作業してみた結果、旧ディスポーザーのシンクからの取り外し、排水管からの取り外し、新ディスポーザーのシンクへの取付排水管への取付の工程のみで簡単なDIYの作業と思います。

◆尚、「スキューズ F-13」の購入に際し「ディスポーザー専門店KGS」様へ相談し、現状(旧ディスポーザー設置の状態)の写真など数枚送り確認後、取替部品も写真より判断して適切なものを同梱していただき、問題箇所の指摘と回避方法、取り外し及び取り付けの注意点など丁寧にご教示いただいたこと及び同サイトの画像による説明などにより無事に完了できました。

◆ディスポーザーの取替工事は、アメリカでは一般的に行われているとの事、実際に工事してみて「なるほど」と感じましたが、皆さまご自身がDIYにて行うときはあくまでも「自己責任」でお願いします。
また、このブログはあくまでも自宅の製品に対しての交換工事のため皆さまにそぐわない点や誤掲載もあることも考えられます。
まずは、専門家の方にご相談されてから実行されることをお勧めさせていただきます。

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